介護の不安はみんなの問題 〜今こそ、子育て・介護は社会のしごと〜
●介護をした期間は?
介護期間が10年以上の人は26.1%もいました。介護期間が長いことで、体力的にも経済的にも不安の声が多くあります。年月を経れば本人の状態も変わり、今後どうすればよいのか、情報がないことも心配の一つです。介護経験のない人も、いざという時どうすればよいのか、知る機会が少ないと感じています。
●介護は何人でしましたか?
一人で介護したと答えた人は31.5%。
複数でという回答のうち、
一番多い協力者は夫、つぎにヘルパーでした。
(上記2つのグラフは2010年6月30日の中間報告より)
自由記述では、「家族による在宅介護といっても、娘、嫁も働いていて仕事を辞めるわけにもいかず、老々介護を余儀なくされる」「身体の介護は慣れれば何とかなるが、認知症が加わると本人にふりまわされて大変だった」「他人が家に入るのを本人が嫌がるのでヘルパーを頼めない」「同居家族がいるとサービスが限定される」などの意見がありました。
これらの意見からからは、公的介護サービスのさらなる充実はもちろんのこと、介護する人へのケアが強く求められていることがわかります。 |