部会報告(子ども部会)
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つながろう!市民発 子どもの貧困解決政策へ

 1月31日「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークが開催する設立準備会のシンポジウムに参加しました。
第1部は子ども・若者世代からの発言「学費滞納で卒業できない?!」と題し、当事者である大学生や高校生から訴えがありました。

熊本県から参加した高校生からは「熊本・奨学生1億円募金活動」の自主活動部の報告がありました。学費が高い私立学校の授業料の滞納が増えていて、退学する生徒たちを救いたいとのおもいから私立学校の教師を中心に始まったそうです。
協力している現役高校生からは「なぜ、募金活動をしているのかと聞かれとき、自分の回りには授業料を滞納している子の話は聞かない。でも、いつ自分がそうなるか分からない。だから、活動している。」と発言がありました。

 また、私立学校の学校長からはSという生徒のことが話されました。「Sのうちは家計が苦しく、夏合宿のお金がなく、参加できないということで1万円を貸した。その後も学校を休みがちだったので、様子を聞いたところ、生活費のためにもアルバイトしていた。卒業のとき、半年間の授業料の滞納があった。正規の卒業証書は渡せないルールがあり、当日の証書は特別のものにせざるをえなかった。私学の子どもたちが全て裕福な家庭ばかりではない。公立学校と同様に助成があるべきではないか?」と途中話に詰まるところもあり、現場の校長としての悩みも訴えられました。

第2部は地域で取り組む貧困問題と題して、現場の公立小学校事務員、児童相談所の児童福祉司、弁護士などの発言がありました。それぞれが地域の実態などが話されました。

 昨年10月厚生労働省が2006年の17歳以下の子どもの貧困率を14,2%と発表しました。親の経済状況によって、学ぶ権利が奪われるような社会であってはならないと思います。子どもの貧困はもはや家庭や個人の問題ではありません。子ども手当や公立高校の無償化だけでなく、身近な自治体である練馬区でも子どもの貧困解決のための取り組みはできるはずです。子どもの大切にされる社会は誰もが生きやすい社会です。多くの人とそんな社会に変えていきたいと思います。
「なくそう!子どもの貧困」全国
ネットワーク(仮称)